開発環境を用意する
この手順で、自分の PC に .NET の SDK を入れ、FloatSoda を足したコンソールアプリを作って、SteamVR のダッシュボードに色の四角を出せます。手順は5つです。終わると、FloatSoda を足し、ダッシュボードに色の四角を出すコンソールアプリが手元にそろいます。チュートリアル最初のオーバーレイを作るの最初に要る「空のコンソールアプリ」は、手順2と手順3で作るものと同じです。
エディター(IDE)は指定しません。好きなものを使ってください。必要な設定も、この手順にはありません。
始める前に確かめること
Section titled “始める前に確かめること”次の2つが必要です。
- SteamVR が PC に入っていること(Steam から入れる)
- VR の機材が PC につながっていること
動作環境の全体は、リファレンスの動作環境にあります。SteamVR が入っていない、または OS が対応していないときは、ここでは進めず、動作環境を確かめてから戻ってください。
HMD を被らずに確かめたいときは、HMD を被らずに確かめるを読んでください。
手順1: .NET の SDK を入れる
Section titled “手順1: .NET の SDK を入れる”.NET 10 の SDK を、公式の配布元(https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/download)から入れる。
環境変数と PATH の設定は、インストーラーが行います。
入れたら、ターミナルで次を実行する。
dotnet --versionできた? 10. で始まる版が表示された。
できなかったら
「コマンドが見つかりません」と出たときは、ターミナルを開き直してください。インストーラーが設定した PATH は、開き直したターミナルから有効になります。それでも出ないときは、SDK(ランタイムだけではない)を入れたかを確かめてください。10. より前の版が表示されたときは、dotnet --list-sdks で一覧を見て、10 系の SDK が入っているかを確かめてください。
手順2: コンソールアプリを作る
Section titled “手順2: コンソールアプリを作る”作業用のフォルダーで、次を実行する。
dotnet new console -n MyOverlayAppcd MyOverlayAppできた? MyOverlayApp フォルダーができ、その中に Program.cs と MyOverlayApp.csproj がある。
手順3: FloatSoda を足す
Section titled “手順3: FloatSoda を足す”MyOverlayApp フォルダーで、NuGet から FloatSoda を足す。
dotnet add package FloatSodaできた? MyOverlayApp.csproj に FloatSoda の PackageReference が入った。
できなかったら
「パッケージが見つかりません」と出たときは、ネットワークと NuGet のパッケージソース(dotnet nuget list source で確かめられる)への接続を確かめてください。FloatSoda のリポジトリを取得して使うときは、dotnet add reference <リポジトリ>/src/FloatSoda/FloatSoda.csproj で、プロジェクト参照として足せます。この場合、使うのは取得したリポジトリの版の API です。公開されている版と API が違うことがあるので、チュートリアルのコードがビルドできないときは、CHANGELOG.md で変更を確かめてください。
手順4: ビルドして確かめる
Section titled “手順4: ビルドして確かめる”次を実行する。
dotnet buildできた? 「ビルドに成功しました」と出た。
できなかったら
警告ではなく、エラーが出たときは、エラーを読んで直すを読んでください。
手順5: SteamVR で色の四角を出す
Section titled “手順5: SteamVR で色の四角を出す”SteamVR を起動してから、チュートリアル最初のオーバーレイを作るの「1. オーバーレイを SteamVR に出す」にあるコードを、このアプリの Program.cs に貼る。コードの意味は、チュートリアルで説明している。
SteamVR を起動したまま、次を実行する。
dotnet runSteamVR のダッシュボードを開く。
できた? ダッシュボードに、青い四角が出た。
できなかったら
四角が出ないときは、まず SteamVR が起動しているかを確かめてください。FloatSoda は、SteamVR が起動していない状態では動きません。アプリが終了したり例外が出たりしたときは、エラーを読んで直すを、起動しているのに出ないときは、反応しないときに切り分けるを読んでください。環境の要件は、リファレンスの動作環境にあります。
最後まで進めたら、チュートリアル最初のオーバーレイを作るへ進んでください。リポジトリを取得した人は、リポジトリのルートに移動して dotnet run --project samples/FloatSoda.Samples.GettingStarted を実行すると、色の四角を出す作例も動かせます。